救護施設 ひのたに園
救護施設は生活保護法に基づき、精神・知的・視覚・聴覚等障碍者やDV避難者、ホームレス等様々な境遇を持つ方が入居する施設です。
今回は昭和45年の開設当初の必要な機能を廊下で繋ぐクラスタープラン型施設から、柱や光庭を配置し た多様な居場所のある陽射しの豊かなオープンスペースを目指しました。
今回は10年前に建替えられた 居住棟(写真左)を残し、昭和45年の開設当初から増改築が繰り返された施設全体の配置計画の見直しと、食堂、 浴室、地域交流スペース(機能回復訓練室)、生活訓練室、厨房のサービス棟と管理の一元化を図っています。
居者は介助が必要な40人、見守りが必要な30人、自立の30人の計100人で構成され、今後は高齢化に 伴い介護支援と社会復帰支援のニーズの二極化が進展すると想定されるので、少人数から大人数まで様々な大きさの居場所を一つにまとめました。
壁のある中庭を境に様々な状態の入居者が他者を知覚し、意識しながら生活をすることができる場所となります。
photo by Forward Stroke Inc.
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